生きる献立

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令和5年3月23日の献立「葱とブロッコリーが溶けた野菜スープから作った大根シチュー」

 料理の都合は、同居する家族の予定にも左右される。帰りの早い日は手伝ってもらって手の込んだ料理を作れるし、帰りの遅い日は手早く仕上げられるものが良い。

 今日は家族の帰りが遅くなる日だが、バタバタしながらバタバタと炒め物を作りたくはない。そこで、前もって準備できる、煮物やスープにする。細かいことはともかく、とりあえず野菜を鍋に突っ込んで煮るのだ。今日はなんとなく洋風の気分。

 そうしてやっているうちに、ホワイトシチューの気分になってきた。そこで、オリーブオイルとコンソメで洋風になったスープをシチューに進化させる。

葱とブロッコリーが溶けた野菜スープから作った大根シチュー

 結論から言えば、このシチューのアイディアは良くなかった。そもそもシチューは、具材を炒めてから小麦粉と牛乳を入れるので、スープからシチューに進むルートは本来はないのである。

 その上、具もシチューを想定していないので、味もよくわからない。そればかりか、バターを切らしているのでコクがなく、その代替手段も考えていなかった。

 挙句の果てに、普通のシチューのレシピのように小麦粉を直接鍋に入れたらダマだらけになって、ダマを潰すのに一苦労した。スープをシチューにするには、別の鍋でルーをつくってから入れなければならなかったのだ。まったく、慣れない料理を気まぐれでやるものではない。


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材料(3~5人分)
  • 豚小間切れ肉:270g
    • 下味
      • 酒:大匙1
      • 塩:適量
  • 大根:1/2本
  • 長葱:1本
  • 人参:1本
  • ブロッコリー:1/2株
  • ブナシメジ:1パック(100g)
  • にんにく:1片
  • オリーブオイル
  • コンソメ:6g
  • 水:800ml
  • シチューのルー
    • 小麦粉(薄力粉):大匙大盛2~3
    • 豆乳(牛乳):50ccくらい
    • バター
  • 塩・胡椒:適量
作り方

 深鍋にオリーブオイルをしいて、薄切りにしたにんにくを炒める。

 大根、人参、長葱を大きめに切り、鍋に入れ、全体が浸かるくらいまで水を入れ、弱火でじっくり煮込む。

 大根に火が通ったら、コンソメブロッコリー、豚肉、ブナシメジを入れる。

 豚肉に火が通ったら、一度火を止める。

 豆乳(牛乳)に小麦粉をよく溶いてダマを潰してから、鍋に入れ、小麦粉に火が通るまで混ぜながら弱火で熱す。

 粉っぽさがなくなったら、塩胡椒で味を調えて完成。バターがあればバターを入れる。

感想

 食べれなくはないが、主張がない。

 動物性の油やタンパク質の旨味がないとどうしても物足りない感じになってしまう。バターがあれば解決するが、それを言えば、バターを直接ご飯に乗っけても旨い。

 食材をスーパーや宅配で調達していると、出汁に使うような豚骨や鶏ガラ、魚のアラはわざわざ特別に買いに行かないと手に入らない。もちろん、だしの素を使えば済む話ではあるのだが、味を調整する楽しみがないなあと思う。