令和5年3月17日の献立「まるごと長茄子と大根の煮物」
なんとなくむしゃくしゃしたときは、大鍋にまるごと野菜と薬味を放り込んで煮込みたくなる。
本当はラーメンのスープみたいなものが作りたいのだが、あいにくラーメンを常食する習慣はなく、生麺のストックなどあるはずもない。
仕方ないから、煮物で妥協する。残っていた大根の半分と、炒め物用に買ってあった長茄子もこの際入れてしまう。
まるごと長茄子と大根の煮物
基本的には、野菜を鍋に入れて弱火で長時間煮るだけである。大根の下茹でなど、もうひと手間かければさらにおいしくなるのは間違いないが、もともとむしゃくしゃしてやっているのだから、今日はしゃらくさいことはしない。
材料(3人分)
- 大根:1/2本
- 長茄子:3本
- 長葱:1本
- しょうが:数片
- 昆布:1枚
- 舞茸:1パック(100g)
- 豚こま切れ肉:200g
- 下味
- 酒:大匙1
- 塩:適量
- 下味
- 醤油:大匙1
- 麺つゆ:大匙3
- 酒:大匙1
- 青ネギ
作り方
豚小間切れ肉に下味をつける。
カレー用の深い鍋に、昆布、5cmサイズに切った葱、薄切りのしょうが、水800ccを入れ、弱火にかける。
大根の皮を適当に剥き、厚く輪切りにし、十字の切れ込みを深く入れ、鍋に入れて煮る。煮崩れを防ぐため輪切りのまま煮るが、食べるときにはいちょう切りにしたいからである。
長茄子のヘタを切り、両側に浅い切れ込みを入れてまるごと(長すぎれば半分に切って)鍋に入れて煮る。
大根に火が通って箸が入るようになったら、舞茸、豚小間切れ肉を入れる。
豚肉に火が通ったら、醤油、めんつゆ、酒を入れる。ひと煮立ちさせたら、皿に盛り付け、青ネギをふって完成。
感想
煮込みが甘く大根は若干固いが、茄子は良い感じにヒタヒタになっている。
出汁もおおむね良し。めんつゆが甘口だったので醤油を足し、醤油臭さが目立ったので酒を入れた次第だが、最終的には良いバランス。
ただ、大根のせいか茄子のせいか、若干トゲっぽさがある。下茹でをするかアクをよくとるかしたほうが良さげだ。しかしそもそも、材料さえきっちり選べば、もっと頭からっぽでできる料理になるはずである。